良いピアノの見分け方
一般的に良いピアノは下記のCriteriaで見分けることができます。
- メーカー
- モデル
- 年代
- 音質(トーン)
- 鍵盤(タッチ)
- アクション
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- ハンマーの状態(ウールフェルトで出来ています)
- 弦(見た感じ色が良くでも、メタルの粒子が老化して音が鈍くなります)
- 反響版(数ミリの薄い木で出来ています。湿度の変化を繰り返すと亀裂が入ります)
- 外装
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楽器店から買う場合の注意点
楽器店で新品を購入する場合は、そのお店の信用、対応、そしてピアノのお値段がすべてですが、中古を買う場合は注意が必要です。
アメリカのピアノ屋さんでは"Trade In"が慣例化しており、新しいピアノを購入するお客様の古いピアノは、どんなに悪いコンディションでもNOとは言わず引き取ります。もちろん、お客様はTrade Inした
ピアノの価値相当を、新しいピアノから割り引くよう期待します。それが理由で、楽器店には常にピンからキリまでの中古ピアノが展示されています。
楽器店から中古ピアノを買う場合には、絶対に自分の聞いたことの無いピアノは買わないこと。特にアメリカではピアノの内容というよりは家具としてピアノを作っている会社が無数とありますので、それを間違っても購入しないことです。
仮に購入した時は音が鳴っていても、数ヶ月後にどのような状態になっているかは、誰も保証してくれません。また、このようなジャンクピアノは売る時に大変困ります。楽器店で中古ピアノが$2000以下で売り出している場合は要注意です。
また、高いスタインウェイやヤマハでもジャンクはあります。例えば、平均以上のスタインウェイグランドで$20,000以上するモデルが、何故か$13,000で売り出している場合は要注意です。楽器店は、
たまに急ぎのお客様から良いコンディションのピアノを仕入れられる時がありますが、安く仕入れたからといって安くは売りません。$20,000以上で売ります。楽器店が$20,000で通常売るものを、$13,000で売っている場合は、何か欠陥があるということです。
例として、弦が老化していて全部交換が必要だったり、直しても音が不均等な欠陥品のピアノだったり、いろいろあります。
楽器店からの購入だからといって安心しないことが重要です。
プライベートオーナーから買う場合の注意点
プライベートオーナーから購入する場合、売り手がピアノの良い点、問題点が全くわからずに売っていることが多いです。
素人の方は、鍵盤が全部上がってきて、音が鳴れば「Good Condition - 何も問題ありません」と言います。
買い手として重要なことは、必ずピアノについて詳しい人にみてもらい、長所・短所についての詳細を把握することです。
また、どこからピアノを買ったのか(別の方から中古で、或いは、楽器店から新品?)も、詳しくピアノを査定する上で重要な情報です。
ピアノの製造年は、ピアノの製造番号がわかれば、調べることができます。
プライベートオーナーが大幅にピアノを値下げしている場合は、急いでいることが理由であることがあります。
楽器店が大幅に値下げをしている時は欠陥品を疑う余地がありますが、プライベートオーナーの場合は必ずしもそうではないということです。
現在マーケットにはたくさんのピアノが余っていますので、Craigslistなどで見ていれば、掘り出し物のピアノは必ずでてきます。
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